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2〜5歳のぬりえ、成長の目安

2歳の子は、ページいっぱいにぐるぐる描きをします。5歳の子は、線の近くまでぬります。そのあいだにたいていどんな変化があるのか、そして年齢ごとにどう手助けできるのかを紹介します。

5分で読めます出典13件2026年11月2日に出典を確認

1枚のぬりえを、4つの年齢で

  • イラスト:線に関係なく、青・赤・緑の大きなぐるぐる描きでおおわれた、くまのぬいぐるみのぬりえ2歳

    線をこえて広がる、大きなぐるぐる描き。

  • イラスト:むらさきと黄色が大きな形にのってはみ出している、ふくろうのぬりえ。すみには頭足人が描かれている3歳

    大きな形に色がのる。初めての頭足人。

  • イラスト:形ごとにちがう色がぬられ、ところどころ線をこえている、ぞうのぬりえ4歳

    形ごとに色をぬる。よく線からはみ出す。

  • イラスト:線の近くまでぬられ、上に「Mia」という名前が書かれた、きつねのぬりえ5歳

    線の近くまでぬる。名前を書くことも。

この4つの例は、よくある変化の方向を見せるために、Tukaninoのぬりえからつくったものです。実際の子どもの作品ではありません。どの子も、それぞれのペースで成長します。

発達の目安を1本のものさしで

目印ひとつがひとつのスキルで、その年齢の位置に置いています。ぬりつぶした丸は、その年齢までにたいていの子ができることで、米国疾病予防管理センター(CDC)のチェックリストによるものです。1白抜きの丸は、約半数の子ができるようになる時期で、標準的な運動発達検査によるものです。2

  • 1歳6か月までにぐるぐる描きをする1
  • 約2歳3か月線を写して描く2
  • 約2歳9か月丸を写して描く2
  • 3歳までにやって見せると丸を描く1
  • 約3歳3か月十字を写して描く2
  • 4歳までにクレヨンを親指とほかの指で持つ1
  • 約4歳四角を写して描く2
  • 5歳までに自分の名前の文字をいくつか書く1
  • 約5歳線の内側をぬる2
  • この年齢までに、たいていの子(4人に3人以上)
  • この年齢までに、約半数の子

2歳: 大きなぐるぐる描き

よく見られる様子

たいていの子は、1歳6か月までにぐるぐる描きをします。12歳のぬりえは、ほとんどが大きくて速いぐるぐる描きで、紙の外まではみ出すこともよくあります。クレヨンをグーでにぎって持つ幼児もたくさんいます。2左右の手を持ちかえる子も多くいます。利き手が安定してくるのは、6歳ごろになってからのことが多いです。3

助けになること

大きなキャラクターがひとつで、線がとても太いぬりえを選びましょう。お子さんが興味をなくしたら、そこでやめましょう。短いクレヨンもためしてみてください。2歳児を対象にしたある研究では、小さなクレヨンのほうが、えんぴつよりも大人に近い持ち方になりました。4

2歳向けのぬりえ →

3歳: 丸と頭足人

よく見られる様子

3歳までに、たいていの子は、やって見せると丸を描けます。1子どもが初めて描く人は、多くの場合、おたまじゃくしのような「頭足人」です。大きな丸い頭に、足を表す線が2本ついています。頭足人は3歳ごろから現れる傾向があります。5クレヨンの持ち方も変わり始めます。ある研究では、3歳〜3歳半の子の約半数が、すでに親指とほかの指でクレヨンを持っていました。6

助けになること

お子さんが見ている前でゆっくり丸を描いてから、クレヨンを渡しましょう。この時期も、キャラクターがひとつで、ぬる部分が大きいぬりえがいちばん向いています。1枚の中に、ぐるぐる描きとていねいな線がまざっているのは、ふつうのことです。

3歳向けのぬりえ →

4歳: 親指とほかの指で

よく見られる様子

4歳までに、たいていの子はクレヨンをグーでにぎらず、親指とほかの指ではさんで持ちます。また、たいていの子は、体の部分が3つ以上ある人を描きます。1約半数の子は、3歳3か月までに十字を、4歳までに四角を写して描けます。2この年齢の絵は、子どもによって大きくちがいます。4〜5歳児を対象にしたある研究では、まだぐるぐる描きの子も、頭足人を描く子も、体全体を描く子もいました。7

助けになること

形が少し多く、小さなおまけのあるぬりえをためしてみましょう。完ぺきな持ち方を無理に求めないでください。子どもが使う大人の持ち方には、いくつかの種類があります。9〜10歳児を対象にしたある研究では、これらの持ち方のどれでも、字を書く速さときれいさは同じくらいでした。8

4歳向けのぬりえ →

5歳: 線の近くまで

よく見られる様子

5歳までに、たいていの子は自分の名前の文字をいくつか書けます。1ぬりえは3〜6歳のあいだに、少しずつていねいになっていきます。9ある標準的な運動発達検査では、約半数の子が5歳ごろまでに線の内側をぬれるようになります。2三角を写して描けるようになるのも、ふつうは5歳ごろです。10

助けになること

ぬる部分に小さく細かいところがあるぬりえを選びましょう。絵のまわりに自分でおまけを描きたしたり、名前を書いたりするよう、お子さんをさそってみましょう。

5歳向けのぬりえ →

この年齢は目安で、テストではありません

CDCの発達の目安は、ある年齢までに4人に3人以上の子ができることです。111ですから、もっと早くできる子もたくさんいます。子どもは、それぞれのペースで成長します。

お子さんがこれらのうちいくつかをまだできない、できていたことができなくなった、または心配なことがあるときは、かかりつけの医師に相談してください。待たずに相談しましょう。1米国小児科学会は、3〜4歳の子について医師に相談したいサインのなかに、ぐるぐる描きがうまくできない、丸を写して描かない、クレヨンを親指とほかの指で持たない、といったことを挙げています。12

お子さんの年齢に合ったぬりえをさがしましょう

「とってもかんたん」のぬりえは、たいていの2〜3歳の子にぴったりです。「かんたん」のぬりえは、4〜5歳の子のために形が少し増えています。お子さんに選んでもらいましょう。

すわって両手で小さなハートを差し出す、にこにこのくまのぬいぐるみのぬりえ短い枝にとまる、大きな丸い目のおとなしい小さなふくろうのぬりえしっぽを前足にまきつけてすわり、落ちてくる葉っぱを見上げる子ぎつねと、地面の2枚の葉っぱのぬりえ

よくある質問

子どもは、いつごろから線の中をぬれるようになりますか?

たいていの親が思っているより、あとのことです。ぬりえは3〜6歳のあいだに、少しずつていねいになっていきます。9ある標準的な運動発達検査では、約半数の子が5歳ごろまでに線の内側をぬれるようになります。2

クレヨンの持ち方は直したほうがいいですか?

ふつうは直さなくてだいじょうぶです。たいていの子は4歳までに、グーにぎりから親指とほかの指で持つ持ち方に変わります。1大きくなってからは、いくつかある大人の持ち方のどれでも、同じくらいうまく書けます。84歳になってもクレヨンをグーでにぎっているときは、かかりつけの医師に伝えてください。12

幼児には太いクレヨンが必要ですか?

必ずしも必要ではありません。3〜5歳児を対象にしたある研究では、太い道具のほうが、より幼い持ち方になりました。13別の研究では、2歳児は小さなクレヨンを、えんぴつよりも大人に近い持ち方で持ちました。4

うちの子は左利きですか、右利きですか?

まだわからないかもしれません。小さな子は、よく左右の手を持ちかえます。利き手が安定するのは6歳ごろが多いですが、正確な年齢については、研究者の意見が完全には一致していません。3

出典

このページの説明は、どれもここにある出典のいずれかにリンクしています。私たちはそれぞれの出典を読み、だれを対象に調べたのかを書き添えています。

  1. 1
    ガイドラインCenters for Disease Control and Prevention. (2026). Milestones by 18 months, 3 years, 4 years and 5 years. Learn the Signs. Act Early.1歳6か月 · 3歳 · 4歳 · 5歳アメリカのチェックリスト。それぞれの目安は、その年齢までに少なくとも75%の子どもができることです。
  2. 2
    レビューDosman, C. F., Andrews, D., & Goulden, K. J. (2012). Evidence-based milestone ages as a framework for developmental surveillance. Paediatrics & Child Health, 17(10), 561–568.doi.org/10.1093/pch/17.10.561ピーボディ運動発達尺度(PDMS-2)による、50%の子どもがそれぞれのスキルを身につける年齢。
  3. 3
    レビューScharoun, S. M., & Bryden, P. J. (2014). Hand preference, performance abilities, and hand selection in children. Frontiers in Psychology, 5, 82.doi.org/10.3389/fpsyg.2014.00082文献レビュー。3〜4歳児は、使う手がもっとも安定していません。
  4. 4
    研究Yakimishyn, J. E., & Magill-Evans, J. (2002). Comparisons among tools, surface orientation, and pencil grasp for children 23 months of age. American Journal of Occupational Therapy, 56(5), 564–572.doi.org/10.5014/ajot.56.5.564生後23〜24か月の子ども51人。
  5. 5
    研究Gernhardt, A., Rübeling, H., & Keller, H. (2015). Cultural perspectives on children's tadpole drawings. Frontiers in Psychology, 6, 812.doi.org/10.3389/fpsyg.2015.008127か国の3〜6歳の子ども924人。頭足人は、すべてのグループで見られました。
  6. 6
    研究Schneck, C. M., & Henderson, A. (1990). Descriptive analysis of the developmental progression of grip position for pencil and crayon control in nondysfunctional children. American Journal of Occupational Therapy, 44(10), 893–900.doi.org/10.5014/ajot.44.10.8933〜6歳の子ども320人。いちばん年少のグループの48%、いちばん年長のグループの90%が、大人に近い持ち方をしていました。
  7. 7
    研究Boyatzis, C. J., Michaelson, P., & Lyle, E. (1995). Symbolic immunity and flexibility in preschoolers' human figure drawings. The Journal of Genetic Psychology, 156(3), 293–302.doi.org/10.1080/00221325.1995.9914824アメリカの3歳11か月〜5歳8か月の子ども28人。
  8. 8
    研究Schwellnus, H., Carnahan, H., Kushki, A., Polatajko, H., Missiuna, C., & Chau, T. (2012). Effect of pencil grasp on the speed and legibility of handwriting in children. American Journal of Occupational Therapy, 66(6), 718–726.doi.org/10.5014/ajot.2012.004515カナダの小学4年生120人。
  9. 9
    研究Huang, C.-Y., Lin, G.-H., Lu, S.-C., & Lee, S.-C. (2024). Quantifying coloring skills among preschoolers. American Journal of Occupational Therapy, 78(3).doi.org/10.5014/ajot.2024.050519台湾の3〜6歳の子ども239人。年齢とともに、ぬりえがていねいになりました。
  10. 10
    研究Brittain, W. L. (1976). The effect of background shape on the ability of children to copy geometric forms. Child Development, 47(4), 1179–1181.doi.org/10.2307/1128459アメリカの保育園児53人。一般的な基準として、丸は3歳、四角は4歳、三角は5歳と述べています。
  11. 11
    研究Zubler, J. M., Wiggins, L. D., Macias, M. M., Whitaker, T. M., Shaw, J. S., Squires, J. K., et al. (2022). Evidence-informed milestones for developmental surveillance tools. Pediatrics, 149(3), e2021052138.doi.org/10.1542/peds.2021-0521382022年のCDCチェックリストのもとになった専門家のレビュー。目安は、その年齢までに75%以上の子どもが達成するように選ばれました。
  12. 12
    ガイドラインAmerican Academy of Pediatrics. (2023). Developmental milestones: 3 to 4 year olds. HealthyChildren.org.healthychildren.org保護者向けの案内。書籍『Caring for Your Baby and Young Child』第7版をもとにしています。
  13. 13
    研究Burton, A. W., & Dancisak, M. J. (2000). Grip form and graphomotor control in preschool children. American Journal of Occupational Therapy, 54(1), 9–17.doi.org/10.5014/ajot.54.1.93〜5歳の子ども60人。